てんコロの気象予報士講座 佐々木恭子先生インタビュー
本日開講しました、てんコロの気象予報士講座 http://elearning.co.jp/?page_id=4903 。
講師の佐々木恭子先生にインタビューしましたのでご覧ください。
気象予報士講座は、どんな講座ですか?
気象予報士の資格を取得する為の講座です。
気象予報士は合格率5パーセントの難関。初学者が参考書だけで勉強するのが難しい試験です。
自分自身も参考書だけでは無理だと思い、講座に通って合格しました。
大都市にはスクールがありますが、地方などはありませんので、人に教わる機会がありません。
そこで、そういった方にも、本だけでなく、人が教える機会を設けたいと思って始めました。
従来はこういったシステムはなかったのでしょうか?
授業風景を撮影したものはありましたが、映像的に黒板をそのまま撮影したものなど見やすいとは言えず、映像的な限界がありました。
今回のeラーニング講座は、通常のテキストでは文章でしか書かれていないようなところにも図をたくさん使い、クロマキー合成でキレイに表示、分かりやすいようにしました。
自己紹介をお願いします。
もともとお天気に興味がある訳ではなかったのですが、小さい頃から、雷や台風がくるとなぜかうれしくなる性格でした。
やっちゃいけないのですが、強風の日に外にでてみたりとかよくしていましたね(笑)
それで自分はお天気に興味があるのかなあと思い、さぐりさぐり勉強を始めました。
まずは参考書を見てみたのですが、難しすぎてすぐに閉じました。
それで、人から聞きたいなと思い、講座に通って合格しました。やっぱり人に教わるメリットはありましたね。
その後、自分でも講座を開きました。
ただ、自分のいるエリアでしか、できないなと思ったのでeラーニング化しました。
なぜ講師になろうと思ったのでしょうか?
気象予報士になり、実際に予測業務をやってみたら想像以上に面白かったからです。
合格する前よりも勉強することがたくさんあることが分かりました。
これは奥が深い!と思い、この面白さを人に広めたくなりました。
それで、お天気教室を開いたのがきっかけです。
それは、勉強というよりも楽しんでもらう為のものでした。
お茶会でワイワイやりながら東京マラソンの天気予想。
カルチャーセンターで予想したり、初雪が降るか投票をしてもらったりと、そんな感じです。
講義の特徴を教えてください。
私自身が文系の出身で、お天気の勉強を急にはじめたというタイプでした。
気象予報士は理系のイメージもあり、文系の人には難しいと思われていますが、この講座は文系の方でも大丈夫なように作ってあります。
物理を避けてきた人がもしあきらめているんだったら、そんなことはないぞ、と。やろうと思えばできるぞ、と。そういう講座です。」
分かりやすくなる工夫があるのでしょうか?
大学の先生が使うような、難しい専門用語はできるだけ使わないようにしています。
必要でない限りは、別の言葉に置きかえて分かりやすく伝えます。
また、使わなくてもいい計算はしなくて済むようにしています。
微分や積分の難しい方法を使わなくても試験に対応できる方法などを紹介しています。
基礎の基礎からやってますので、初学者の方にも、できそうって思ってもらえるでしょう。
動画の見せ方にも工夫をしました。
たとえば、雲の説明をするときに、文章だけよりも、写真を使ったほうが頭に入りやすいと思いますので、なるべくたくさん図を使っています。
通常のテキストでは文章でしか書かれていないようなところにも模式図を使うようにしました。
気象予報士に合格するメリットは?(合格の前後で何か変化はありましたか?)
私自身はもともと予測業務やってみたいと思っていたので、楽しかったです。
でも実は、予報士にならなくても、気象予報士はそれ以外の業務につきながら活かせる資格です。
例えば、アパレルメーカー。
長期予報というのですが、たとえば今年の冬は寒くなりそうと思ったら、厚手のものが売れるんじゃないかとか、レギンスが売れるのではと予測できます。
工業製品の工場でも温度を管理するのに天候が大きく影響します。
あとは農薬の販売している方が農家の方に製品を提案する際、気象予報士の資格を活かした提案したりなど、多くの業務に活かすことができます。
個人的には、局地予報も活用しています。
自分が行く河口湖の天気をピンポイントで予想したりとか(笑)。
また、私の家族が新潟に住んでいますが、新潟は梅雨前線の集中豪雨が起こりやすい地域です。
それを察知して危ないと知らせることもできます。
身近な人に注意喚起できるのは非常に魅力的ですね。
受講生へメッセージをお願いします
「文系だから」「合格率悪いから」「物理避けてきました」。
天気に興味があるのに、そういう理由であきらめてる人っていると思うので、そういう人には覚悟を決めてというか、「よし、やってみよう!」とぜひチャレンジしてみてください。
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